避妊・去勢手術について about surgery
メリット merit
ワンちゃんの場合
男の子
- 病気の発生率低下
高齢期(7歳~)に発生し易い前立腺肥大・会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫・睾丸腫瘍などの発生率を低下させます。 - ストレス・間違った交配の回避
ご近所に発情中のメスがいることによる精神的イライラ(ストレス)・間違った交配を回避できます。 - 攻撃性の抑制(減少)
もともとの性格はあまり変わりませんが、攻撃性は抑制(減少)され、マウンティングやマーキングも比較的抑えられます。 (これは、ワンちゃんにもよります)
不妊手術による乳腺腫瘍予防効果
(JAHA「去勢手術・不妊手術」ペットオーナーリーフレット参照)
ネコちゃんの場合
男の子
- 感染の危険低下
発情に伴う交尾・ケンカの減少により細菌感染による化膿、猫エイズウイルスや猫白血病ウイルスなどの感染の危険がなくなります。 - 尿の臭いを軽減
尿スプレー行動を抑制し、尿の臭いを軽減する事ができます。
(スプレー:去勢手術により、80~90%防止できます) - 大きな鳴き声と交通事故リスクの減少
発情に伴う大きな鳴き声がなくなり、その時期にメス猫ちゃんを探す家出・脱走が減少し、交通事故のリスクが低下します。
ネコちゃんの寿命の傾向
女の子
- 病気の発生率低下
高齢期(7歳~)に発生しやすい子宮蓄膿症・乳腺腫瘍(悪性率:80%、避妊手術を行う時期によって予防効果に差があります)・卵巣腫瘍などの発生率を低下させます。 - 望まない妊娠の回避
ネコちゃんは交尾排卵の為、間違って家から脱走してしまった場合には、受胎してしまう事が多く、望まない妊娠を回避できます。 - 大きな鳴き声の減少
発情期に伴う大きな鳴き声もなくなります。
不妊手術による乳腺腫瘍予防効果
(JAHA「去勢手術・不妊手術」ペットオーナーリーフレット参照)
デメリット demerit
- 肥満になりやすい
食餌の管理・運動の管理をしましょう! - ホルモンバランスが崩れる場合があります
脱毛など、男の子で稀に乳腺の発達などがでる場合があります。 - 子孫は残せない
- 手術による問題
麻酔をはじめ手術を行う以上100%安全ではありません。
個体差はありますが、術後の経過が悪く、しばらく元気・食欲がない、手術の傷の治りが悪いワンちゃん・ネコちゃんもいます。 - 手術後の管理が必要
手術が終わり、退院してから、場合により内服薬を服用していただきます。
抜糸までの間、エリザベスカラーをつけて生活していただく予定です。
手術後、10~14日後に抜糸の為に再度ご来院していただきます。
料金について
男の子・女の子、体重、また高齢の場合は年齢により料金が異なりますので、スタッフまでお尋ねください。